木の芽時

寒暖差が激しい今日この頃、みなさん体調お変わりないでしょうか。
一月往ぬる二月逃げる三月去る、という言葉があるように本当にあっという間に三月も半ばを迎えようとしています。

四月から新しい生活のスタートをきる方もいらっしゃることと思います。
新しいこと、変わりゆくことに対してみなさんはどういった気持ちを抱きますか?

私は変化が苦手です。春は大好きなのですが、新年度に向かうことにワクワクよりも少し不安のほうが勝ってしまいます。これは元々の性格もあるとは思うのですが、調べてみたところ春に気落ちするのは珍しいことではないようです。

三月から四月にかけての季節は『木の芽時』と呼ばれ、寒い季節が終わり、暖かい陽気とともに植物や虫たちは活動が活発になりますよね。しかし私たち人間にとって木の芽時は昔から身体的にも精神的にもバランスを崩しやすい時期と言われているそうです。

理由としてやはり大きいのがこの寒暖差。
暖かくなったかと思えば次の日には急に寒くなり…かと思えばまた暑いくらいの気温に…といった気温の変化に身体がついていけなくなります。
そうすると自律神経が乱れ、心の状態までも不安定にしてしまうそうです。

自分の考え方が悪いのかな…と少し弱気になっていましたが、気温や天気の変化が知らず知らずのうちに私たちにストレスを与えていたんですね。これは仕方ない!

私と同じように春に向けて少し気落ちされている方、大丈夫です。
そんな自分もそっと受け止めて、心と身体を大切にお過ごしください。
みなさんに良い春が訪れますように。

 
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